澄み渡る空気、早朝5時はまだ寒くて暗い3月22日(火)、港住吉神社の社務所に電球が灯っている。地元の皆さんも手伝いに来てくれた。クイーン・エリザベス号を迎える浪華丸ヒガキくんに総勢15名がロープを握り5時40分に出発!
寝ている周辺の皆さんを起さないよう。静かなパレードです。
早朝の閑散とした公道をロープで曳き大観覧車をヨコを抜ける頃、日の出とともに天保山マーケットプレイス岸壁に到着。
さっそく帆柱を立て展帆作業です。岸壁の「浪華丸ヒガキくん」。優しい風をうけた帆は、美しい乙女の胸のふくらみです。
クイーン・エリザベス号が見えると消防艇の歓迎放水が高く弧を描く。
巨大な船体が少しずつ近づいてきます。タグボードのサポートをうけ、定刻8時ゆっくり着岸。前日に掲げたUW2の旗も見えています。
初夏を思わす快晴に恵まれた岸壁は、昔の日本にタイムスリップ。
”ちょんまげさん達”が 駆けつけ、甲冑隊のホラ貝が響く。
ハッピ姿のメンバーが整列し、船のデッキを見上げて歓迎の発声。
港で栄えた大坂の歴史と文化に少し触れて頂けたと思います。
はるかに見上げる船体。客室の窓やデッキは手を振る多くの姿が見え、岸壁には数十台の大型観光バスが続々と揃う。
天保山マーケットプレイスのデッキは一般市民で埋め尽くされ、上空にはヘリコプターが舞い、岸壁では吹奏楽の演奏が響く。
「浪華丸ヒガキくん」が帰る頃、花の海遊ロードは休日と見まがうほど。
大勢の人が行き交いお祭りのような賑わい。とても盛大で賑やかなクイーン・エリザベス号、初入港の歓迎が大成功でお開きとなりました。
そして15時~築港・天保山エリア魅力アップフォーラム『大阪港の小さな宝島~魅力満載!築港・天保山~』定員に程近い、一般市民がGLION Cafe1923に来場。スクリーンに映し出された天保山の松を背景に辰巳萬次郎による能の舞が披露されました。
日本の「ものづくり」から技術継承の話し、また2013年に閉館されたなにわの海の時空館に現存する忠実に復元された菱垣廻船が紹介され、二度と復元が出来ない貴重な存在であることが語られました。
大阪開港150年に再び1/1菱垣廻船がお目見えする日を夢見て。
【みらいのHot情報】
日本で唯一、誰もが帆船の醍醐味を体験できる。
帆船みらいへが大阪港/天保山に入港!
4月1日(金)16:00頃入港~4月12日(火)午前出港
↓詳しくは公式HPでご確認ください。
http://miraie.org/schedule.html#top
一般社団法人港まちづくり協議会大阪
菱垣廻船復元プロジェクトリーダー高見 昌弘
公式ホームページ:http://minatomachi-o.jp/